約束のネバーランド 【潜伏②】 4巻 29話 ネタバレ
約束のネバーランド 4巻 29話 ネタバレ 【潜伏②】
こんにちは、美月です。
ジャンプらしからぬ漫画と話題の
原作:白井カイウさん 作画:出水ぽすかさんの
「約束のネバーランド」
ここかはら4巻(第26話~第34話)をレビューします。
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ここからは 4巻 29 【潜伏②】 のネタバレ
(濃いネタバレ含みます。ご注意ください)
自由時間になり、1人姿を消したノーマン。
エマはそわそわした様子ですが、レイが「大丈夫、うまく行く」と落ち着いて言います。
そしてノーマンは計画通り、ドンとギルダが作ってくれた新しいロープを持って塀の向こう側の下見に向かいました。
ロープを木にくくりつけ、見事に塀を上り、外の様子を見たノーマン。
しかし彼は魂でも抜けたかのような冷たい表情で景色を見るのでした。
そして自由時間を告げる音がしました。
年少者たちが「あれ」「ノーマンがいない」と騒ぎ立て、ママも発信機の位置を確認します。
その様子を見てエマとレイは「無駄だ」
「ノーマンは絶対に捕まらない」
「出荷なんてさせない」そう思っていると、先ほどまで思いつめた表情をしていたママが笑顔に。
発信機を探すのをやめたママの視線の先を見てエマ達は凍りつきました。
そのまま潜伏するはずだったノーマンが戻ってきたのです。
レイは頭を抱え、エマやドン、ギルダは「なんで・・」とつぶやきます。
なぜ戻ってきたのか、どういうつもりだ、とノーマンを問い詰めるレイ。
それに対し「逃げるつもりはない」と返すノーマン。
「それより聞いてほしい」と下見の報告を話し始めます。
塀の向こうはとても飛び降りられる高さではない程高い崖になっていた。
塀の端まで行ったというノーマンは本部や他のプラントを含めた全体図を紙に描きます。
それは正六角形になっており、正六角形の一辺を含んだ台形のような形が6つの区画で成り立っていると言います。
その内5つはエマ達がいるプラント。
そしてもう1つは本部だと推測します。
本部だと思われる区画のみ先に橋があったと報告をし、「逃げるなら橋からだ」と提案するノーマン。
そして「ママが呼んでる」と兄弟から声をかけられ、ほとんど何も入っていないトランクを持って、「これ返すよ、僕は使っていない」と言いながら発信機を壊す装置をレイに渡します。
その言葉を聞いてレイは「最初から戻るつもりだったんだな」ときつく言いました。
「言ったじゃねぇかよ…一緒に生きるって…なのに最初からお前は…」と言うレイにノーマンは笑顔で謝ります。
ただ、自分が逃げたら計画が狂ってしまい、脱獄が難しくなる事。
その可能性がわずがでも、その万が一に負けたくない事。
そして何も言われても決意は変わらない事。
これらを告げてノーマンは「あったかい…今までありがとう、二人のおかげでいい人生だった」とエマとレイを抱きしめて言います。
レイは小さな声で「チクショウ…」と繰り返し、エマは茫然とした表情で「やっぱり今からでも逃げよう」と言いますが「決意は変わらない、それじゃ」と笑顔で伝え、部屋を去りました。
ママの元へと向かいながらエマとレイを想います。
全員で逃げると言うエマの考えは無謀で甘く、誰もが諦めてしまう夢物語でしかない。
でも、だからこそそれを覆したい、諦めたくないじゃないか、と思うノーマン。
その目的を果たすため、自らの死の道を選んだのでした。
ここからは 4巻29話 【潜伏②】 の感想、考察
衝撃の展開です。
ノーマンが潜伏せずに戻って来てしまいました。
自らの意志で戻って来て、終いには使っていない装置をレイに返却。
最初からノーマンは潜伏などする気がありませんでした。
ノーマンが逃げることによって、エマ達の脱獄が困難になる可能性があるから、死を選んだのです。
その可能性もわずかなものかもしれないのに。
エマ達の脱獄成功を自分の命よりも重んじたノーマン。
エマとレイは胸が張り裂けそうになったと思います。
もちろんノーマンも。
ノーマンが2人を抱き寄せて思い出を振り返り、「楽しかった、嬉しかった、幸せだった」と別れを告げるシーンは目頭が熱くなってしまいました。
「生きてほしい」そう思うエマやレイ、そして私たち読者の思いは届かず、彼は家族のために死の道を歩みます。
こんなに悲しいことあるでしょうか。
彼はまだ11歳です。
悔しくて悲しくてなりません。
ノーマンという大切な人を失い、エマ達はどう切り抜けるのでしょうか。
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